【購入前に必ずチェック!】正しいフィッティングで、子どもの身体に合ったランドセルを買おう!

2017/09/25│選び方

 
新入生の子どもを持つ保護者の方は、何を決め手にランドセルを購入していますか?

 

 

やっぱりデザイン性は重要よね。

 

ママ!あたし、あのハート柄の水色のがいい!

 

んー、確かに可愛いけど……
機能的にあまり良さそうじゃないわね。

 

ママ。子どもが使うものなのだから、
気に入っているランドセルを買うのがいいんじゃないかな?

 

そうね。子どもの意見を尊重しましょう。
店員さん、そのハート柄の水色のランドセルをください!

 

ちょっと待つのじゃ!
購入する前に、きちんとフィッティングは行ったのかの?

 

えっ!?
フィッティングって?

 

フィッティングをしないと後々、ランドセルが身体に合わないなどのトラブルが起こってしまうかもしれんぞ!

 
ランドセルを購入する際に、デザイン性や機能性、価格帯などを決め手にしている方が多いと思います。これらの要素はランドセルを購入する際に、とても大切です。しかし、最も大切という訳ではありません。
ランドセルを購入する際に、最も大切なのは、そのランドセルが子どもの身体に合っているかという事です。

 
 

ランドセルの試着は必須

ランドセルを購入する前には、必ずフィッティングを行いましょう。通販で購入を考えている方も、一度、ランドセルの展示会や百貨店に出向いて、購入予定のランドセル、またはそれと同じ形のランドセルをフィッティングする事をお勧めします。
 
なぜ、フィッティングが大事?
体に合わないランドセルを背負と、子どもの姿勢が引っ張られて、肩が丸まったり、猫背になったりします。子どもの骨格を作る大切な時期に悪い姿勢を定着させないためにも、ランドセルが体に合っているかどうかは大切です。
また、ランドセルの重心が安定しないと、歩くたびにランドセルに体が振り回されたり、ランドセルが重く感じたりする場合もあります。
 

 

フィッティングって大切なのね…。

 
肩ベルトの形状は機能によって違います。
 

主なベルトの種類

・天使のはね系
・フィットちゃん系
・ウイング背カン系
・ハネッセル系
・プレーンベルト系
 
上記以外にも種類はありますが、有名どころはこのあたりでしょう。体に沿うように波状のタイプや、クッションを入れて方に負担を掛けないタイプ、肩ベルトを固定して体感重量を軽くするタイプなどさまざまなタイプがあります。背負ってみて背負い心地が良いかどうかなどを確認しておきましょう。

 
 

荷物を入れて背負ってみよう

今の子どもは、脱ゆとりの影響で教科書の量が増えたので、平均して3~4kgの荷物を毎日背負う事になります。
 
そこで、実際の通学を想定して、ランドセルの中に本やペットボトルを入れて背負ってみましょう。(※行う前に、必ず店員さんに一言声をかけましょう)
空の状態のランドセルを背負った時と同様に、ランドセルが身体の重心線と平行になっていれば問題ありません。
しかし、ランドセルの重みに引っ張られて、重心が下がったり、逆に猫背になったり、背中に隙間ができる場合は、ランドセルが身体に合っていないという事です。

 
 

ママも背負ってみよう

最後に、保護者の方(できれば母親)が、ランドセルを背負ってみましょう。これは、子どもが成長して、高学年になった時も無理なくランドセルを背負えるかどうかを確かめるために必要な事です。
肩ベルトを保護者の方の慎重に合わせて調節し、実際に背負ってみます。チェックするべき項目は、子どもが背負った時のものと同じです。
背負ってみて、問題なければ、そのランドセルは子どもが成長しても、しっかり使えるという事です。

 
 

体に合っているかは大人がキチンとみて判断してあげよう

体からランドセルが離れているかどうか、体に合っているかどうかは大人がキチンと確認してあげましょう。また、子どものフィーリングも大切です。他のランドセルを背負ってみて、「なんか背負いにくい…」と感じることもあります。子どもの機敏も見逃さず、チェックしてあげましょう。

 

このランドセルが一番背負いやすいよ!

 

肩もピッタリついているし、うん。大丈夫そうね!

 

でも模様はあっちの方が好き!

 

え…!?博士、どうしよう!!

 

背負いやすさと、子どもの好きなランドセルがぴったり一致しないこともあるじゃろう。そんなときは子どもに選ばせたらどうじゃ?

 
背負いやすさは大切ですが、子どもが気に入らなければ元も子もありません。6年という長い期間使っていくのは子どもです。子どもの気に入ったランドセルを購入するのも大切です。
 
ランドセルで大切なものはフィッティング。まずはフィッティングがキチンとしているかをみてあげましょう。そして、「フィッティングはカンペキだけど、あっちの方がなんか背負いやすかった」となれば、それほど違いはありません。子どもの好きなものを選ばせてあげてください。