入学前の検診はどこで受ける?就学時健康診断の受け方と目的を知ろう!
小学校入学前に必ず行われる、「就学時健康診断」。お子さまの健康状態などを把握することを目的としていますが、一体どのような検査をするのか知らないという人も多いのではないでしょうか。本記事では、就学時健康診断の…
小学校入学前に気になる、6年間の学費。小学校では、教科書や給食費など、さまざまな費用がかかります。実際にどれくらいのお金が必要になってくるのかをご紹介します。公立校と私立校別に平均金額とその内訳をまとめてみました。
目次
公立小学校でかかる学費とその内訳をご紹介します。まず、1年間の学費の平均費用は、以下の通りです。
合計 32万2310円
また、学年別推移は以下のようになっています。
学用品を揃える入学時はもちろんですが、小学5、6年生になると多くの学習費が必要になってきます。これは家庭によっても異なりますが、塾に通い始めることが多いからです。
それでは、公立小学校の教育費内訳について確認していきましょう。
授業料 | 0円 |
---|---|
図書・学用品・実習材料費等 | 1万9,049円 |
通学関係費 | 1万7,534円 |
学校納付金等 | 1万135円 |
修学旅行・遠足・見学費 | 6,738円 |
教科外活動費 | 2,714円 |
その他 | 3,833円 |
公立小学校の場合、授業料は必要ありません。ただし、授業で使用する学用品や実習材料費や通学関係費の割合が高くなっています。
次に、公立小学校の学校外活動費の内訳についてです。
家庭内学習費 | 1万4,831円 |
---|---|
家庭教師 | 9,383円 |
学習塾費 | 5万6,864円 |
補助学習費 | 1,934円 |
体験・地域活動 | 4,851円 |
芸術文化活動 | 3万4,279円 |
スポーツ・レクリエーション活動 | 6万762円 |
教養・その他 | 3万4,921円 |
どのような習い事をさせて、いくつ学ばせるかは、家庭によっても異なります。そのため、これらの費用は平均的な額となっていますが、学習塾や芸術文化活動、スポーツ・レクリエーション活動といった定番の学校外活動に費用がかさんでいます。
次に、私立学校に通う場合の学費です。私立学校に進学する児童は全体の1.2%と決して多くはありませんが、首都圏在住の方を中心に検討している家庭もあるでしょう。
私立小学校で、1年間に平均してかかるお金は以下の通りです。
合計 152万8237円
また、学年別推移は以下のようになっています。
公立小学校との差は大きくありますが、やはり入学年度と小学5、6年生時に多くの費用がかかるようです。特に初年度の184万円は幼稚園から高校までで最も高くなっています。あくまでも平均額なので、学校によってはさらに高くなることもあります。
それでは、私立小学校の教育費内訳について確認していきましょう。
授業料 | 46万1,194円 |
---|---|
図書・学用品・実習材料費等 | 3万923円 |
通学関係費 | 8万9,317円 |
学校納付金等 | 22万6,022円 |
修学旅行・遠足・見学費 | 4万1,797円 |
教科外活動費 | 1万2,512円 |
その他 | 8,643円 |
公立小学校との大きな違いは、授業料が必要になることです。また、入学金が含まれる学校納付金等が多くなっています。さらに、私立小学校の場合は電車通学などが基本となってくるため、通学関係費も多いのが特徴です。
次に、私立小学校の学校外活動費の内訳についてです。
家庭内学習費 | 4万5,336円 |
---|---|
家庭教師 | 3万958円 |
学習塾費 | 22万1,534円 |
補助学習費 | 7,031円 |
体験・地域活動 | 2万5,591円 |
芸術文化活動 | 10万3,590円 |
スポーツ・レクリエーション活動 | 8万7,086円 |
教養・その他 | 9万1,896円 |
公立校に比べ、学校外活動にお金をかけていることが分かります。学校独自の課外活動を行っていることがほとんどで、学費がかかる分、お子さまが貴重な体験をすることができるでしょう。
公立・私立の違いはありますが、小学校入学にあたり、どれくらいの費用が必要になってくるのか計算している家庭も少なくないでしょう。ただし、上記でご紹介した費用以外にも考えておかなければならないことがあります。特に、以下の2つに関しては要注意です。
共働き、もしくはひとり親世帯であれば、学童保育にお子さまを預ける家庭が多いでしょう。自治体によって、学童保育の費用や運営方法などは異なります。厚生労働省によって実施された平成26年の地域児童福祉事業等調査によると、利用料金が必要な学童保育の32%が月額の利用料金を4,000円~6,000円と設定しています。
子どもに勉強する習慣を付けさせるために、学習塾へと通わせる家庭も少なくなりません。個別や集団指導など方式はさまざまですが、塾の平均月謝は、低学年で1万1988円、高学年で1万8472円となっています。また、中学受験を検討している家庭も多く、そのための費用も捻出しておかなければなりません。
お子さまを育てるためには、たくさんのお金が必要です。しかし、家庭の状況によってはまかなうことが難しい場合もあるでしょう。そのために、さまざまな制度・サービスがあります。
低所得世帯で、お子さまのために費用をかけるのが難しいという場合は「就学援助制度」を活用してください。自治体によっても支給される額は異なりますが、年間所得160~300万円の世帯が対象で、入学準備費、学校給食費実費、臨海・林間学校費、修学旅行費、学用品費などを援助してくれます。
私立小学校にお子さまを通わせているご家庭を対象とした、文科省の補助制度があります。支給される金額は基本的には以下となります。
ご家庭によって支給される金額が変わるため、詳しくは学校または自治体の案内を参考にしてみてください。
塾に通わせたくても月謝が高くて難しい、という場合は「オンライン塾」を利用してみてはいかがでしょうか。主に大手塾では、オンラインで授業を配信するところが増えています。授業料が通学する学習塾に比べて安く、月額1,000円以下で受講できることもあります。
自治体によっては中学生まで医療費が無料になったり、かなり安く病院にかかることができたりします。それでも、歯の矯正など、保険がきかないケースもありますよね。そういった場合、医療費の支払い額が年間で10万円を超えれば、確定申告をすることによって、支払っている税金の一部が還付されることがあります。
小学校でかかる学費についてご紹介しました。小学校に入学すると、公立・私立で金額は異なりますが、費用が必ずかかります。あまり後先考えずに学習塾や習い事などにお金をかけてしまうことは、マネープランが崩れてしまう恐れがあるため、おすすめできません。まずは十分に学費を把握し、家族で話し合いながら小学校入学に備えましょう。
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